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【ガラス用語集】 ガラスアート工房 伊都の匠

ガラス用語集でガラスに関する知識を深めて下さい。

◆あ行  ◆か行  ◆さ行   ◆た行  ◆は行  ◆ま行   ◆や行  ◆ら行


◆あ行

アンティーク(ガラス):吹きガラスの製法で作られるハンドメイドのガラス。 ガラス職人が吹き竿で円筒形に吹いたガラ ス球を切り開き、再び窯で熱して平面に延ばして板ガラスにします。 表面に細かい亀裂模様の入った(クラックル)クラッケル、 数色の層になった被せガラスなどはアンティークグラスです。

絵付け:グリザイユやエナメル(エマイユ)と呼ばれる絵の具を使い、 ガラス表面に自由な図案を描いて高温の炉で焼き付 ける技法。 絵画のように絵筆や刷毛を用いて描くので、微妙な色合いや精緻な表現が可能です。 古くはヨーロッパの教会など、 多くは建築物の窓やパネルに用いられています。

エッチング:ガラス表面を酸で腐食させて図案を彫り出す技法。 ガラスに塗布したパラフィンなどの保護膜を図案に合わ せて除去し、腐食剤に浸します。 保護されていない部分のみが腐食されることで、ガラス面に凹凸を作り、文様を彫り出します 。 腐食剤に酸 (アシッド acid) を使用するため、アシッドとも呼ばれます。

エナメル/エマイユ:絵付けに用いられる顔料。様々な色があります。 融点の低いガラスを原料としているため、焼き付 けるとガラス素地と融合して定着します。 エナメルを用いた絵付けを、エナメル彩またはエナメル彩色といいます。

エングレイヴィング/グラヴュール:ガラスの彫刻技法の一つ。 エングレイヴィングは、広義にはガラス表面を削って彫 刻を施すことをいいますが、一般的にはホイール・エングレイヴィング (wheel engraving) をさします。ホイール・エングレイ ヴィングは、回転する小円盤をガラス面に当てて図案を掘り出していくもので、彫りの深さを微妙に調整できるため、立体感のあ る写実的な表現が可能となります。グラヴュールとも呼ばれます。

江戸切子:江戸切子は江戸時代のちょうど末期、薩摩藩でつくられた薩摩切子に対抗して江戸でつくられたと考えられて いるカット製品のことをさします。ただし、色被せのカットは薩摩切子に帰せられるものの、単色の透明ガラスのカット製品に関 してはどれが江戸製だったのかはいまだにはっきりとわかっていません。品川硝子において英国人の技師からカット技術を学んだ 生徒達を発祥とし、彼らの多くが弟子を通じて受け継がれてきた東京地方のカットグラスなんだそうです。カットは手作業により 行われ、昭和60年度に東京都の伝統工芸として指定されました。

オパールセント(ガラス):半透明〜不透明のガラス。 製造過程で、原料にフッ素やリンを混入することでガラスを結晶 化させ、透明度を低めたガラスです。白色のものはオパール、単色のものはオペーク(オパック)と言います。

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◆か行

ガレ:アール・ヌーヴォー期の代表的なアーティストの一人、エミール・ガレ (Emille Galle, 1846-1904) とその作品。 ガレはフランス東部、ナンシー地方のガラス工場経営者の息子として生まれましたが、広く学問を修め、植物学者でもありました 。 自然物をモチーフとした伸びやかな表情の中に象徴される精神世界は、ガレの作品を色濃く特徴づける作風であり、 こんにち も多くのガラス工芸愛好家たちを惹きつけています。

被(き)せガラス:ガラス素地の上に、別のガラスを被せて製造したガラス。 1〜数種類のガラスを被せることにより、異 なる色の層があるガラスとなります。 多くはサンドブラストやカッティングなどの彫刻を施し、 層の色の違いで模様などを表現 します。

キャスティング:鋳造のこと。 型の中に熔融したガラスを流しこみ、成形する方法。古代メソポタミアですでに行なわれ ていたとされる、古くからの製造法です。

クリア(ガラス):無色透明のガラス。テクスチャのついたものもあります。

グリザイユ:絵付け用いられる絵の具で、ガラスと鉄または銅の酸化化合物。 赤茶系、灰色系のほか、灰緑や白、薄青な どもあります。粉状のものを溶剤でよく練って使用します。

クリスタル(ガラス):「水晶 (クリスタル crystal) のように透明なガラス」の意。 酸化鉛を含んだ鉛クリスタルと、酸 化カリウムを含んだカリクリスタルがありますが、 一般的には鉛クリスタルを指すことが多いです。 透明度や屈折率が高く、重 量感があるため、高級食器などに用いられています。 また、カッティングを施すと、反射・屈折の美しさが特に引き立つため、 カッティングで加飾した作品も多く見られます。

グルーチップ(ガラス) :ガラス面に鳥の羽や、ガラスに付着した霜のような文様があるガラス。 ガラスに塗布したニカ ワ (glue) が乾燥して収縮する際にこの模様が刻まれることから、グルーチップと呼ばれています。 家屋や公共の建物などの窓 ガラスなどにも、装飾と目隠しをかねてしばしば用いられています。

コールドグラス:成形済みのガラスを用いて制作する、熱処理による再成形を伴わない技法の総称。 ステンドグラス、サ ンドブラスト、 エングレイヴィングなどがこれに当たります。

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◆さ行

サンドブラスト:エアコンプレッサーから送る圧縮空気で研磨剤(金剛砂)をガラスに吹きつけ、表面に彫刻を施す技法。 ガラス面にマスキングシートを貼り、図案に沿って切り抜いておくことで、残す部分は保護し、必要な部分につや消し状の文様を 彫ることができます。吹きつけ条件を調節できるので、彫りの深さに変化をつけることが可能です。

シェード/ランプシェード:ランプの笠の部分。

徐冷:熱いガラスを徐々にさますこと。なましとも言います。 熱で成形したガラス器などを徐冷窯に入れ、時間をかけて 少しずつ、均一に冷ましていく工程のことです。 熱いガラスを急激に冷やすと、内側と外側の温度差でガラスに歪みが生じて割 れやすくなるため、この徐冷の作業が必要となります。

ステンドグラス:「着色ガラス」の意。ガラス工芸の製法としては、 複数枚の色ガラスをケイムやコパーテープなどを用 いて接合し、 パネルやランプなどの作品に組みあげる技法をいいます。 平面ガラスをカットしたものをそのまま使用するほか、 フュージングや 絵付けなどを施したピースと組み合わせることもあります。

スランピング:ガラスをモールドに載せて高温の焼成炉で軟らかくし、 それ自体の重みで沈ませて、湾曲をつけたり特定 の形状に作り変えたりする成形技法。

ソーダガラス/ソーダ石灰ガラス:珪酸、酸化ナトリウム、酸化カルシウムを主成分とするガラス。 安価で丈夫なため、 身の回りで最も多く使われているガラスです。 板ガラス、ビン、電球など、またクリスタルや耐熱ガラス以外の食器は殆どがこ のソーダガラスです。

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◆た行

ダル:「ダル」と呼ばれる、厚さ20〜25mmの厚い透明ガラスを用いて制作する技法。 専用のハンマーでダルを割って成形 し、エポキシ樹脂などで固めて作品にするものです。 非常に重量感があるため、主に大きな建築物やモニュメントなどに用いら れます。

ティファニー:近代アメリカの代表的なグラス・アーティスト、 ルイス・コンフォト・ティファニー (Louis Comfort Tiffany, 1848-1933) とその工房、および作品。

トンボ玉:様々な模様をつけた、ひも通しの穴があるガラス玉。 ほとんどが不透明の色ガラスの組み合わせで作られ、大 きさ、形状、デザインともに多種多様です。 古代メソポタミアやエジプトですでに行なわれていたと考えられていますが、 現在 でもランプワークの主な技法として、広く親しまれています。

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◆は行

パート・ド・ヴェール:糊で練った粒状あるいは粉状のガラスを鋳型に満たし、高温炉で焼成して器などの立体に成型す る技法。 古代に行なわれた技法の一つですが、アール・ヌーヴォーの時代に再び盛んになり、現在に受け継がれています。

バーナーワーク:バーナーを使ってガラスを溶かしながら成形していく工法です。昔は石油ランプの炎で作っていました が、現在はガス・バーナーが一般的に使用されております。トンボ玉やアクセサリーなどの装飾品から、ガラス器、理化学用機器 まで、その応用範囲が広い技法として有名です。欧米ではランプ・ワークと呼ばれているそうです。

びいどろ:江戸期に日本で作られたガラス器のことをいうそうです。びいどろとは、ポルトガル語でして、日本では『ガ ラス』の意味です。

ヒヤリス・グラス:不透明の赤や黒の色ガラスを被せて磁器に似せたガラスで、19世紀にボヘミアで発明された技法です 。今日では、色グラスの上に更に金彩で装飾されることも多いんだそうです。

プレス成形:上述の補足。ガラス器の仕上がりの形や模様を内側に彫り込んだ、凸凹2つの型を用意し、凹型にガラス種 を流し込み、凸型で押して作る成形方法です。

フンペン・グラス:円筒状の大きな杯のことを指します。16〜18世紀頃に中部ヨーロッパの方で生成されました。

ホットグラス:炉やバーナーなどでガラス素材を熱して軟らかくし、成形あるいは加飾する技法の総称。吹きガラス、フ ュージング、ランプワークなどがこれにあたります。

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◆ま行

マイゲライン:ドイツで15世紀頃に造られていたもので、森林ガラスの一種と同じ緑色をしていて、底肉が厚くオプテ ィカル装飾が施された小さな半球形のカップを言います。

マッフル窯:本来はエナメル絵付け及び陶器の上絵付け用の焼成窯のことをいいます。炎が直接作品に当たらないように 工夫されてた造りになっていて、焼成温度も600〜900℃前後と、溶解窯よりも低いそうです。また最近ではエナメル絵付けの焼成 は電気炉が利用されています。

マーブルグラス:別名、瑠璃ガラス、玉髄ガラスやリシリアンとも呼んでいて、一般に大理石、玉髄などに似せて作られ たガラスのことを指します。また製法によって名称が異なるそうです。瑠璃ガラスは1500年頃と1700年頃にヴェネツィアで作られ ていた瑠璃のように茶、青、緑、黄などの斑があるガラスをいいます。また、玉髄ガラスは19世紀に製造されていました。リシリ アンは、ボヘミアのエゲルマンによって始められて、不透明な赤色ガラスの表面をステイニング(着彩)によって、玉髄のような 模様をつける技法だそうです。

ミレフィオリ・ガラス:千の花のガラス”と言う意味で、古代の成形法の一つで、モザイクガラスの一種。引き伸ばした ガラスの棒を輪切りにした細片などを型の中に並べ、焼成してそれぞれのガラス片を溶着させて器を作ります。文様が小さな花を 散らしたように見えることからミルフィオリ・グラスと呼ばれているそうです。

モザイク・ガラス:古代の成形法の一つで、文字通りモザイクのようなガラス器を作る技法です。ガラスの小片を型の中 に並べて焼成溶着させます。もともと古代メソポタミアの技法であったそうですが、吹きガラスが発明されるとともに姿を消して いきました。パート・ド・ヴェールとともに共通する技法ですが、違いはガラスを完全に溶かさず溶着させるだけなので、パート ・ド・ヴェールよりも低めの温度で焼成するそうです。

モールド:型、鋳型、台型。 ステンドグラスでは、半球形や陣笠タイプのシェードなど、 表面の湾曲が滑らかな作品を 組み立てる際に、形が歪まないよう、 モールドに合わせてピースを接合していきます。 また、スランピングや形吹き成形などの ホットグラス技法では、 熱で軟らかくなったガラスを特定の形状に成形したりする場合に使います。

ペーパーウェイト:紙で押さえるためのガラスでできた文鎮のことで、球を半分に割ったような形が一般的ですが、その 他にも多角形、足つき、動物や果物の形をなどさまざま。

モトル:まだら模様、またはぶち模様のあるガラス。 多くはリングモトルという、楕円形に近いぶち模様のあるものをさ します。 模様部分は半透明で、周囲の半〜不透明の部分と明暗の対比を作り出しています。

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◆や行

溶着:フュージングなどで使う、ガラスどうしが溶け合って、ひとつのかたまりになることをこう呼びます。

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◆ら行

ラスター彩:加飾法の一つで、金属顔料をガラスの表面に塗布して焼成し、虹色や玉虫色に発光させる技法です。ラスタ ー彩は9〜11世紀にイスラム・ガラスで使用され、ヨーロッパでは19世紀になってから用いられるようになっていったそうで す。

レースガラス:成形法の一種で、レースのような繊細な文様をガラスに埋め込んで器を成形する技法だそうです。べネツ ィア・グラスやファソン・ド・ヴェニスのガラスに好んで用いられたらしく、製作方法もいくつかあるそうですが、基本的には、 まず白色や色ガラスの棒を引くところから始るそうです。引いたガラス棒を透きガラスの素地に溶着させてから、ねじりながら引 き伸ばしてレース棒を作ります。そしてこのレース棒を並べて溶融させ、更に溶けたガラスに溶着させたら、加熱しながら器の形 に整えていきます。そのほかレース文様もいくつかのタイプに分けられ、色ガラス棒を縞模様に埋め込む方法(ヴェトロ・ア・フ ィリ)や網目状に埋め込む方法(ヴェトロ・ア・レティチェッロ)、レース棒を組み合わせてより繊細なレース文様を作り出す方 法(ヴェトロ・ア・レトルティ)などがあるそうです。

レーマー杯:器の部分が球形か卵形をしており、円筒形の脚部を持っていて、台が裾広がりになっているドイツの伝統的 な杯で、小突起(プラント)が溶着されているのが特徴だそうです。

ラリック:ルネ・ラリック (Rene Lalique, 1860-1945)。 フランス、シャンパーニュ地方出身。 アール・ヌーヴォー期 には宝飾デザイナーとして成功を収めましたが、やがてガラス工芸の道に転向。 大量生産でありながら、手工芸に劣らぬ芸術性 の高い作品を数多く世に送り出し、 アール・デコ期にはグラスアーティストとして名声を博しました。 動植物や女性像をモチー フにした、 型吹き成形(吹きガラスの技法)やプレス成形での商品が特徴的です。

リップル:表面にさざ波 (リップル ripple) のような、細かい凹凸がついたガラスのことをいいます。 ガラスをローラ ーで延ばす際に、ローラーの回転速度を変化させたり、ジグザグに動かしたりすることでテクスチャをつけます。

ルーター:モーター駆動でビットと呼ばれる部分を回転させ、ガラスを加工する機器。 カットしたガラスピースの切り口 を滑らかにし、 正確な形状に微調整するために研磨したり、ガラス自体に穴を開けたり、表面に彫刻を施したりと、様々な用途 に使用されます。

ロンデル:非常に古い歴史を持つ、板ガラスの製法。また、そのガラス。 宙吹きで膨らませた球の口を広げ、勢いよく回 転させて円盤状にするものです。 古来よりクラウン、スパンガラスなどと呼ばれてきたものですが、現代でもガラス工芸の作品 に多く取り入れられています。

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